オメガ デビル プッシュ式竜頭 クォーツ 2針 ドレスウオッチ OMEGA DEVILLE・O-7925

1980年代 OMEGA cal.1365 9石 クォーツ

今回、ご紹介するお品は、1980年代のオメガ デビル クォーツです。
デビルの意味ですが、フランス語で「街角」と言う意味です。
ドレスウオッチらしく、金色のケース、文字盤にアップライトのインデックスが上品な佇まいを感じさせる時計です。また、この時計の最大の特徴とも言える部分は、プッシュ式竜頭かもしれません。時計には必須である竜頭をデザイン上無くし、ミニマリズムを追求したデザインとなっています。この当時は、まだ、クォーツ時計が高価で、機械式時計に対するメッリトである、ゼンマイを毎日巻かなくてよく、時間がズレないと言う事を、竜頭を無くす事で、消費者にアピールする効果も狙っていたのでしょうね。

搭載ムーブメントはOMEGA cal. 1365 9石 を搭載しています。現行品のスイス製クォーツは、ETA又は、ロンダのどちらかが大半ですが、この当時のオメガは、クォーツムーブメントも自社ムーブメントを搭載する辺りは、「流石、オメガ」と言ったところです。オメガの技術力、こだわり、知名度は伊達ではない、と感じさせます。
今回の出品にあたり、2022年5月、新品電池(SR621)交換と、受け石に注油(シチズンAOオイル使用)を行っております。

昨今、70年代、80年代に製造された、セイコーやシチズンのオールドクォーツが密かな盛り上がりを見せ、価格が上昇傾向ですが、それは、スイス時計にも当てはまるのではないでしょうか。ETAのオールドクォーツをはじめ、今回、ご紹介させていただいた、自社クォーツムーブメント等、注目されている方も多くなっているのではないでしょうか。やはり、それらの時計達から、現行品にはない、その時代の空気感を感じる事ができるからではないでしょうか。また、腕時計を複数所有されている方でも、ビジネスシーンから冠婚葬祭まで対応
できるドレスウオッチは意外に持たれていない方も多いのではないでしょうか。勿論、最初の一本としてもお勧めです。この機会に是非いかがでしょうか

ケースには使用に伴う小傷があります。風防には微細な傷があります。また、文字盤には、3時～4時辺りに若干、黒シミ(写真でご確認下さい)がありますが、製造年代を考慮すれば概ね良い状態だと思います。
革ベルトは社外品、尾錠は表にはΩマークが有り、尾錠の裏にはOMEGA 、 PLAQUE Gの文字表記有りです。
付属品は有りません。


【操作方法】
プッシュ式竜頭を長押しすると、3秒後に針が動きだし、離すと1時間進みます。
押し続けると、針が回り続けます。一回押すと1分進みます。

日差:クォーツなので、日差は問題ありません。
サイズ:ケース横幅(リューズ含まず)約30mm
ケース縦幅(ラグ含まず)約30mm
ラグからラグの縦幅 約36mm
ラグ幅 約18mm